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宇田 実*; 石塚 悦男; 佐藤 和義; 秋場 真人; 山村 千明*; 河村 弘
Phys. Scr., T81, p.98 - 100, 1999/00
被引用回数:2 パーセンタイル:26.15(Physics, Multidisciplinary)核融合炉のプラズマ対向材の候補である炭素繊維強化炭素複合材(CFC材)は、これまで熱衝撃試験の中性子照射データが取得されていない。このため、JMTRホットラボ内に設置したインセル加熱試験装置(OHBIS)を用いて、中性子照射したCFC材の熱衝撃試験を行った。試験の熱衝撃エネルギーは、ディスラプション時に対向材へ吸収される量に相当する20MJ/mである。試験の結果、損耗重量は中性子照射量の増加とともにほぼ直線的に増加し、5.610n/cm(照射温度283C)で照射した2次元CFC材に500MW/m40msの熱衝撃を与えた場合の損耗重量は、未照射材の約2倍になることが明らかとなった。本データは対向材の寿命や真空容器内のダスト生成量等を評価するための重要なデータとなる。
鈴木 哲; 佐藤 和義; 江里 幸一郎*; 横山 堅二; 大楽 正幸; 中村 和幸; 秋場 真人
Phys. Scr., T81, p.89 - 93, 1999/00
被引用回数:4 パーセンタイル:39.16(Physics, Multidisciplinary)本稿では原研におけるITER用高熱流束機器の開発の現状について報告する。特に、炭素系材料をアーマ材とした実規模ダイバータ模擬試験体の製作、及び高熱負荷実験について述べる。実規模ダイバータ模擬試験体は1次元もしくは3次元CFC材料のアーマ材を銅製ヒートシンクに冶金的に接合した構造をもっている。本試験体に対して、ITERダイバータの設計熱負荷である5~20MW/mの熱負荷をイオンビームによって繰り返し与え、接合部及び冷却管の熱疲労挙動を観察する高熱負荷実験を実施した。その結果、1次元CFC材を採用した試験体は一部にアーマ材の剥離が生じたものの、1000サイクルの繰り返しに対して健全性を維持した。一方、3次元CFC材を採用したものでは実験初期に多くのアーマ材が剥離し、接合技術のさらなる改良が必要であることが明らかになった。
石川 法人; 知見 康弘; 黒田 直志*; 岩瀬 彰宏; 神原 正*
Phys. Scr., T80(B), p.559 - 561, 1999/00
被引用回数:3 パーセンタイル:33.44(Physics, Multidisciplinary)高速イオン照射による電子励起が欠陥生成におよぼす効果を調べるため、高温超伝導体と鉄に高速イオンを照射し、電気抵抗率変化を調べた。その結果、どちらの材料についても、照射効果は、電子的阻止能に依存するようにみえるが、それだけでなく入射イオンの速度にもよることがわかった。
鈴木 慎悟*; 白井 稔三; 島倉 紀之*
Phys. Scr., T73, p.110 - 111, 1997/00
被引用回数:1 パーセンタイル:19.26(Physics, Multidisciplinary)多価イオン-原子衝突によって生じる電子捕獲反応の外部磁場効果の研究を、分子基底に基づいた半古典的緊密結合法を用いて理論的に行った。この計算では、電子並進因子だけではなく、ゲージ不変性を考慮するための位相因子も含めた。磁場の効果は一次まで取り込み、磁場の向きは任意の場合を扱った。また、入射粒子の運動に伴う分極の効果は非常に小さいために無視した。この方法を一重項(B+H)系に対して適用し、全ての磁場の向きで平均化した電子捕獲断面積を求めた。得られた全断面積は、磁場とともに少しずつ増加した。また、磁場が衝突平面に対して垂直の場合に磁場効果が最も大きくなった。
北澤 真一; 家村 一彰*; 大谷 俊介*; 小出 美知*; 鈴木 洋*; 関口 雅行*; 高柳 俊暢*; 脇谷 一義*; 町田 修一*
Phys. Scr., T73, p.207 - 208, 1997/00
被引用回数:1 パーセンタイル:19.26(Physics, Multidisciplinary)He様イオン(OとN)と希ガス原子(He,Ne,Ar)の衝突によって生じる電子のエネルギースペクトルは、高い分解能の0度オージェ電子分光によって測定された。これらの多価イオンは、5~25kVの電位差で、ECRイオン源から衝突チェンバーへ導入される。測定される電子は、標的と2電子移行衝突によって生じた2電子励起Be様イオンから放出される。2電子励起状態の3重項は、O-NeとN-Ar衝突によって選択的に生成された。
五十嵐 明則*; 白井 稔三
Phys. Scr., T62, p.95 - 104, 1996/00
被引用回数:3 パーセンタイル:38.73(Physics, Multidisciplinary)H、Be、及びBによる励起したHe原子の励起(He(n=22-5)及びHe(n=33-5))に対する断面積と励起したHe原子(He(nS)及びHe(nP)、n=2-5)の電離に対する断面積を理論的に計算し比較した。ボルン近似を両断面積の計算に、またグラーバー近似と歪形波近似をそれぞれ励起断面積と電離断面積の計算に適用した。Hによる励起Heの励起(He(2'S2'P,3'S,3'P,3'D)に対する緊密結合法による断面積計算が唯一あるが、約50keV/amuの衝突エネルギーで今回のグラーバー近似による計算結果となめらかにつながること、また励起He原子の電離については、入射イオンのイオン価数が大きくなるにつれ、ボルン近似は歪形波近似と比較して断面積の過大評価を導くことが分かった。
石井 三彦; 石井 哲朗; 牧嶋 章泰*; 小川 雅生*; 百木 悟郎*; 小川 健吾*
Phys. Scr., T56, p.89 - 93, 1995/00
被引用回数:9 パーセンタイル:55.78(Physics, Multidisciplinary)Sn、In、Snにおいて観測されたB(M1)、B(E2)、B(E1)の値から関係する励起状態の主要な配位を決定した。これらを基に殻模型計算で得られた波動凾数と比較した。波動凾数は実験から推定された配位が正しいことを示しているが、定量的にB(M1)を与える程の精度には達していない。B(E2)については芯核Snの励起を無視しているために殆ど無力である。
小川 雅生*; 土田 英夫*; 牧嶋 章泰*; 石井 哲朗; 石井 三彦; 百木 悟郎*; 小川 健吾*
Phys. Scr., T56(0), p.289 - 291, 1995/00
Snの17/2および7/2状態がアイソマーであることが判明した。反跳核から放出される線のドプラー変位からこれらの寿命を測定し、主要な配位を決定した。また殻模型計算と比較することによりB(M1)が波動凾数の計算精度を検証するための良い目安となることが判った。
小川 雅生*; 土田 英夫*; 牧嶋 章泰*; 石井 哲朗; 石井 三彦; 百木 悟郎*; 小川 健吾*
Phys. Scr., T56, p.289 - 291, 1995/00
被引用回数:2 パーセンタイル:26.06(Physics, Multidisciplinary)Snの7/2及び17/2準位の寿命を反跳距離法で測定した。7/25/2のM1遷移は、gdのl禁止遷移で約100倍抑制されていることが明らかとなった。また換算遷移確率B(M1,17/215/2)の値より、17/2,15/2,15/2の配位を導出した。
中井 洋太; 白井 稔三; 多幡 達夫*; 伊藤 琳典*
Phys. Scr., T28, p.77 - 80, 1989/00
被引用回数:17 パーセンタイル:73.81(Physics, Multidisciplinary)多価イオンとH、H及びHeの衝突による一電子捕獲断面積の実験データ1316点をもとにして、解析的な経験式を作成した。この経験式は多価イオンの電荷数4以上の場合についてエネルギー領域1~10 eV/amuにわたって適用できる。この経験式によると断面積は、低エネルギー領域で電荷数qに対してq、高エネルギー領域で、qであることがわかった。